会議の様子1
第18回原子力安全信頼会議
2020年11月24日,当社は原子力安全信頼会議を開催しました。
議事概要
1.日 時 2020年11月24日(火) 14:00~16:00
2.場 所 金沢電気ビル
3.出席者 【委員】石田委員長,大場委員,中村委員,能木場委員,
菱沼委員,山口委員 (計6名)
【当社】金井社長,石黒副社長,大西常務,米原原子力本部副本部長,
古谷志賀原子力発電所長,小田土木建築部長,木村地域社会部長,
福村原子力部長,谷内地域広報部長,新山地域共生本部部長,
北川原子力安全推進部長 (計11名)
4.議事要旨
(1)議事概要
今回は,「敷地内断層の活動性評価に係る鉱物脈法の適用について」等を
説明し,質疑,応答を交えてご意見を伺いました。
(2)委員からの主な意見
<敷地内断層の活動性評価に係る鉱物脈法の適用について>
・今回採用した鉱物脈法における新たなアプローチ方法は,技術的な観点からも非常に
重要であり参考となるので,全体のプロセスを整理して記録として残し,しっかりと後世に
伝えていっていただきたい。
・断層の活動性評価については非常に難しい問題だと感じていたが,今回,鉱物脈法に
係る新たなデータ取得に関する説明を聞き,評価に対する納得感が高まった。
・敷地内断層の活動性評価に関しては,各サイトの審査実績も積み重なってきており,
評価方法の標準化に取り組むことが必要ではないか。また,鉱物脈法等の手法だけに
こだわるのではなく,確認される安全性のレベルを考慮した上で,もう少し総合的に
様々なエビデンスを積み上げて判断するというアプローチもあって然るべきだと思う。
<自然災害等への備えの取り組みと異常事態を察知する感性を高めるための活動>
・発電所のハザードマップを作成することは,リスクを見える化する意味で有意義であり,
作成にあたっての前提条件として,自然災害の発生頻度や気象の統計的データ,
外部事象の重なり等をどう考えるかという点が非常に重要だと思う。
・パトロール等で実際に現場を見て,様々なリスクに気が付き,それをハザードマップに
反映していくことで,より充実したものに進化させてもらいたい。
・自然災害への備え等,原子力の安全性を高める対策への取り組みが,結果として
原子力以外の分野でも活用されるようになれば,原子力のイメージを社会的に上げて
いくことにつながると思う。是非,積極的に情報を公開したり,他分野の方と交流して
欲しい。
・新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から,地元との意見交流会や勉強会等の
開催は困難な状況にあると思うが,是非,工夫して地元とのコミュニケーションに尽力
していただきたい。
・石川県では防災士の育成に取り組んでおり,女性防災士も一定数認証されている。
防災訓練に地元の女性防災士が参加することで,避難場所の運営等について女性の
立場でアドバイスできると思うので,参加の働きかけをお願いしたい。
<新検査制度を踏まえたパフォーマンス改善に向けた取り組み>
・パフォーマンス改善に向けて,ルールに抵触しているものを是正することは当然だが,
それだけではなく,現場の声をきちんと反映してルールそのものを改善したり,あるべき
状態とは本来どういうものなのかを意識付けることが非常に重要だと思う。
・パフォーマンス向上のために様々な施策に取り組むと,マンネリ化や現場疲弊感により
実質上機能しなくなったというケースも聞こえてくる。重要なところにフォーカスしてリソースを
配分するような活動となることを期待する。
・改善策の一例として,ルールの理解促進が挙げられていたが,異動等で人が入れ替わったり
すると有効でなくなる場合もある。対策の中に人間工学的な視点を取り入れ,ルールや知識の
有無ではなく,自然に適切な行動がとれるような環境をつくることも必要ではないか。
・パフォーマンスを監視するにあたっては,良好な部分もきちんと見つけ,表彰等により
褒めていくことで志賀原子力発電所あるいは北陸電力全体が元気でいられると思う。
既にある関連する取り組みの積極的な活用を検討いただきたい。
<まとめ>
・原子力防災訓練においてPHS,FAXに不具合があったという報告を見たが,近年デジタル
技術が著しく進化している中で,これらの機器を使い続けていることに違和感を持った。
先進的技術の積極的な活用を検討いただきたい。
・今年度の新入社員は,コロナ禍で様々な制約を受け厳しい状況にあるが,だからこそ
web会議ツールを使って他電力の新入社員と繋がりを持つなど新たな視点でチャレンジし,
やる気を持って活躍できるよう取り組んでいただきたい。
・温暖化ガス排出量を2050年に実質ゼロとする「2050年カーボンニュートラル」実現のためには,
低廉な電源である既設の原子力発電所の有効利用が必要であり,早期の再稼働を期待する。
・志賀原子力発電所は長期にわたり運転停止が続いているが,この期間を安全性が高く信頼しうる
発電所になるための準備期間と捉え,運転再開時には他の原子力発電所がフォローするような
存在となるよう,パフォーマンスを高めていっていただきたい。
・断層の審査が本格化し,更にプラントの評価も控えていることから,適切な体制を整え,
審査への対応を遺漏なきよう期していただきたい。
会議の様子2
会議の様子3
会議の様子4